ぐっさりくる

潔く柔く 5 (マーガレットコミックス)

我慢できなくて、朝出勤前に買って電車の中で読んだんですけど…もうさ、いくえみさんて凄いよね。なにかを超越しちゃってる作家ですね。もうなんか周りの音が聞こえなくなるくらい漫画のなかにひき込まれてしまった。単行本でしか読んでないので、いつも次の巻が出るのが待ち遠しくてしょうがないんですけど、それは「楽しみ」っていう感情じゃないんだな。ミステリー小説みたいに先が気になる。そんな漫画です。潔く柔く。この巻から禄ちゃん編なんですが、今までで一番かも。
今の世の中って、恋人の死を扱った陳腐なラブストーリーが横行するようになっちゃったけど、言ってみればこれも死ネタに絡めた話なのに、ほかのどの作品とも違う。あの言葉では言い表せない、世界観を絶対に失くしてほしくないから、この作品だけは映像化しないでほしいなあ…(でもきっと断ってるから、いくえみ作品はどれも映像化されてないんだろうけど)