ミュージカル テニスの王子様 Dream Live 7th /12:00 横浜アリーナ

行ってきました、初生テニミュ。初めてがドリライで、しかも1stシーズンが終わるという大事な公演だったので、わたしのような超新参が行ってもよいものか迷っていましたが(実際チケットはとったものの一度は譲ってしまった)、この回のゲストが4代目と前日に発表され、いっちゃえーという感じで急遽チケを探して相方と行ってきました!でも以下なぜか一切4代目のことは書いてないです!(笑)トヨがまおまおの話をしてくれて幸せな気持ちになったのでそれでまんぞくしてしまって書けない!


※ひさしぶりに長編エントリなのでひまなときに読んでね┌|∵|┘


でもほんと行ってよかったなあと思いました。わたしの中の「テニミュ」はDVDの中の世界だったし、4代目の公演しかちゃんと観ていない状態だったから生で会場の熱に触れて、キャストや観客、スタッフのアツさにちょっと感動したよ。ひとつのカルチャーが完成されてるんだなーと思った。7年間の歴史ってすごいですね。
行ってみて一番心に残ったことは、キャストのみんなの全力投球っぷり。ステージから伝わる真剣さや懸命さ、精一杯楽しむ姿勢に胸を打たれるっていうか。やっぱり「頑張ってる」気持ちっていうのは観客の心を動かすものだなっていうのを改めて思い出させてもらった気分です。DVDを観ていても感じていたことだけど、これが初舞台だったり、初めての大きい仕事だったりする役者さんばかりだから「ここで目立ってのし上がってやる」っていうギラギラ感みたいなものがすごい出ていて、それが作品自体のエネルギーにつながっていて、こんなに愛される舞台になっているということ。しかもキャスト同士の仲が良くて、同じ時を過ごす仲間同士の絆ができてるところがすごくいい。やっぱり汗臭い青春っていうのは、男の子の文化にしかなくて、それは女子の永遠の憧れなんですよね。そういうギラギラ感や青春っぽさは、羨ましくてとても眩しく映る。

あと、曲がどれもすばらしいですよねー。やっぱりわたしは青学が好きなので、青学メインに観てしまうのですが、青学の曲はどれも硬派というか、正統派なところがクサくてカッコいい。だからこそ、他校の突飛な曲の影に隠れてしまう面もあると思うのですが(笑)、やっぱりいい曲揃いだなーと思ったよ。正直に言っちゃうと、わたしはイマイチ5代目のキャストが好きになれなかったんです。なんていうか華がないなーと思ってた。地味だなーという印象だったんですが、生で見たらすごくいいじゃんって思ったんですよね超新参が上から目線でマジごめんなんですけど!でもそれくらい見方が変わった。ひとりひとりはやっぱり地味なんだけど(笑)、9人でステージに立つとグッと存在感が出る。チーム感ていうのかな、すごくまとまってるんですよ。これぞ青学レギュラーって感じで。青学はそれが一番大事だと思う。
今までなんとなく決勝の試合も見れなかったんだけど見てみたくなった。桃ちゃんがリョーマに「思い出せ越前」て歌う曲すごいいいっすね……あれなんて曲だったんだろ…。高崎くんの菊丸もかわいかった(今までは思えなかったんだよ正直)!あの笑顔が常に作れるっていうのはひとつの才能ですね。辻ちゃんの大石だけはいまだに声が違和感なんだけど、でも2人でいるととても黄金っぽいところがいいなあと。2年間もやってたんですもんねーやっぱり歴史は偉大です。つい目で追ってしまうあたり、わたしも大概黄金厨だなと思いました(笑)。だからこそ黄金曲は、ふたりだけでやらせてやってもいいんじゃないのと思ったよう。ダブルスタイムだってことはわかってる、わかってるんだけど、サブステの立海とか必要?ねえ必要なの??
あまりに学校によって歓声の違いがあって、なんだかなーと思うところもありました。まあ趣味嗜好はひとそれぞれだから、そこに口を挟むつもりは毛頭ないですがね。(うしろの立海のファンの若い女子なんてワザとやってんのかと思うくらいだったよ!まーどこにでもマナーの悪いひとっていますよね。青学のときだけ座ったりとかね、まーひどかったよね。そういう人ほど、大声で喋ったりするんだよね、嫌いでもいいから黙っててほしいよね、わたし曲聴いてるからね)
なので、わたしは精一杯5代目に拍手して、泣いてきましたよ…あ、 Destinyもいい曲だった…青学バラードっていいですよね……わたしがこんなに泣くんだから5代目のファンのひとは嗚咽だろうな…。卒業おめでとうございます。

ここからがスタートってみんな良く言うけど、ほんとその言葉のとおりですよね。この作品を卒業してここからが勝負。だから、青学のキャストみたいに1年半くらいのスパンで卒業するのが一番いいのかもしれませんね。外で戦える実力がついたころに旅立っていく。そういう意味では他校キャストの方が大変かもしれない。長く演じてキャラが濃くついてしまうぶん、そのイメージを抜くのに苦労しそうだなと思います。それを活かすも殺すも全部自分次第。とにかくみんな頑張ってほしいな。ほんとに卒業おめでとうございます。最後に立ち会えてよかった。やっぱり現場に行って生で観ないとわからないことってたくさんありますね。


最近、若手俳優のひとたちのお仕事を見る機会が増えてやっぱり思うことは、某J事務所の男の子たちは本当に恵まれているということ。あの事務所でいう「下積み」はやっぱり世間でいう下積みとは意味が違うと思うんですよ。悲しいかな事務所の名前が大きいからできるお仕事ってたくさんあるじゃないですか、芸能界というところは。実力が伴っていなくても、大物俳優さんと共演できたり、いきなり主役がはれたり、そういうある意味いい面っていっぱいあるし、そういう環境にいるからこそ頑張るひとたちがJ事務所のひとたちだと思っているんですよ。今まで、そういう「アイドルがどんなもんか見せてやるよ!」っていうひとたちを追いかけてきたからそれはよく理解しているつもり。
でも、はまおを好きになって、はまおやその周辺のいわゆるテニミュキャストの子たちを好きになって、どんな仕事でも一生懸命取り組んでいる姿を目の当たりにして、ほんと頑張ってほしいなって思うようになったっていうか。やっぱり、J事務所のひとたちが受けない役とかが回ってきてる面ってやっぱりあるし、だからこそここから大成してほしいってほんとに思う。最近は若手俳優の需要も増えてきたし、かっこよくて演技うまくて背が高い(笑)子がたくさんいるから、うかうかしてらんないよね!!!