ARASHI 10-11 TOUR "Scene"〜君と僕の見ている風景〜 8/22 国立競技場

行ってきました。公演自体は2日目ですが、私的には初日。席はスタンドだったけど、ステージ向かってほぼ真正面だったので、全体の演出をしっかり観ることができて初見にはうってつけすぎる席でした。それに国立のスタンドって夜は風がふきぬけてとても気持ちいい。そんなmy初日のざっくりとした、でもとてつもなく長い感想を記録しておこうとおもうよ。
(以下セトリとか詳しい演出とかは書きませんが、たぶん無意識にネタバレしてます)


今回のコンサートを見て、今年のオリアル曲ってライブ映えする曲が多いなーと思いました。それに予想以上に踊ってた!w それがすごくオリアルツアーって感じがして滾ったし、嵐はやっぱりライブで観るのが一番すてき。そして、わたし嵐が好きだなーってまた思わせてくれるライブでした。それがうれしかった。
ただ、2008年までで嵐のコンサートの基本形っていうのはきっと完成してしまっていて、よくも悪くもその枠を脱しないコンサートだったなというのが初見の正直な感想でもあります。OPに推し曲持ってきて、前半盛り上がり系であっためて、1人目のソロ挟んで、落ち着いた曲、MC、魅せる系の曲、また盛り上がり系、バラード、EN…みたいな感じで。それが今まで築きあげてきた嵐の鉄板セトリだと思うし、とても良くできた構成だと思う。だけど、それも進化がないと飽きる…というと言葉が違う気がするんだけど…慣れてしまうものなんだなあと思いました。これは曲の並びのせいなのかわからないけど、前半の盛り上がり系が終わった後、とても歯切れの悪い感じでスローテンポの曲が続いてとっても中弛みしちゃうんですよね。曲のつなぎも良くないし、割と1曲の尺をしっかりとってるからすごくテンポが悪い。1曲削ってもいいんじゃないかなーと思ってしまったくらい。このへんから結構もやもやし始めちゃって、どーしよーこのまま行くのかな…と変な動悸がしはじめてたんですけどw、やっぱそこは嵐コン!このままでは終わりませんでした!よかった!!!(心底)

まずMC明けのまつもとソロで頭かちわられて(まじで松本潤の頭の中is宇宙)、続くあいばソロへの流れが演出面も含めてすごく良くて(ちなみにこのあいばソロはわたしが10数年見てきた中で一番良いと思う!)、どうしたどうした急によくなった!と思ってわなわなしてたら、「ARASHI SHOWTIME」というコーナーが始まって。これが本当に素晴らしかった。ワイヤー使って松本プロがMJウォークやったりw、空中ブランコみたいなことやったりして、そのまま「サーカス」へ。「サーカス」は初めて聴いたときから、絶対演出凝ってくるだろうなーにやにやとか思ってたんですが、すごかったー。すごいしか言ってなかった気がするw ビジョンにはピエロの絵とか騙し絵みたいのが映し出されて、ライティングの凝り方も相まってすごい世界観になってました。こういう"魅せる"パートの作り方はさすがだなーと思います。サーカスの次がMonsterなんだけど、その間にリミックスとアクセントダンスを持ってきてて、これが神でありました!リマカとかトゥルースとか明日の記憶とかをリミックスした音で花道を踊りながら進んで行って、センターステでアクセントダンスなんですが、このときのライティングがセンターステのスポットのみで本当にカッコよかった!そのままの勢いでMonster。曲の終盤で花火があがるんだけど、どうしたらそんなに演出の一部として花火を使えるのかw!と思うくらいに花火もすごくよかったー。このSHOWTIMEの一連は、嵐コンみてひさびさに感動で鳥肌がたちました。というか泣いたw この2年間、わたしはこういうのが見たかったんだって。オリアルツアーの醍醐味はやっぱりこういう魅せる演出。それを自分の期待以上のクオリティで観ることができてほんとに感動した。会場の感嘆の声が集まった歓声って、作ってる人たちはうれしいだろうな。この2年間のツアーはベスト盤的なセトリだったので、もうこういう演出はこのままなくなってしまうんじゃないかって実はずっと不安だったんです。でもアリーナでやってた頃みたいなコンセプトを大事にした魅せる演出は国立でもできるってことがわかったし、なにより嵐がまたそれを持ってきてくれたのがうれしかった。とにかくグッときた。
そして、このSHOWTIMEが終わって、挨拶、to be free、空高くで本編終了。アンコールはなんかすごくいっぱいやった気がw ダブルアンコのラブレインボーはほんと良い曲ね!紛れもなく嵐っぽくて好きです。OPからEN終了まででちょうど3時間半。長いなー。でも後半はあっという間に駆け抜けた感じがして、そこまで長さを感じなかったのが不思議でした。
それにしても、全体でみるとバランスが悪すぎるw 如何せん、松本さんがドラマ中だから、たぶんしっかり作り込めたところって一部なんだろうけど……ライティングからなにから、ある箇所からガラっと変わるんですよ。その落差が演出の一部なのかもしれないけどギャップがありすぎる気がするので、このあたりはどこかで少しでもテコ入れがされるといいなあ。潤くんも挨拶で「どうなるか不安だった」的なことを言ってましたが、この出来にはやっぱり納得はしてないんだろうなと思うし。それは他のメンバーも同じだと思う。それでも、これで納得しなきゃいけないのかなーと思う自分もいるんですよ。やっぱり観てればわかるけど、嵐は常に100%だし、手を抜いてるとこなんて一切なくて本当にいつも一生懸命。だけど、今はやっぱり絶対的に時間が足りないんだと思うんですよね。今まで作り込めてただけの時間なんてもうとれないんだろうし、それなのに常に完璧を要求するのって酷なのかなーって。でもね……もっと出来るとおもっちゃうから歯痒いんです。考えが行ったり来たりで昨日から悶々としてますわたしw おたくは欲張りだね。
と、なんだかすんごい語っちゃいましたが古参乙!懐古厨乙!くらいに思って読み流してください。さんざん細かいこと言ったけど、結局嵐コンはたのしくないわけないよね!5人とも相変わらずみんなきゃぴきゃぴしてて。はーかわいーいやされるー!って思いました。ありがとう。これでまた1年がんばれそうだよ。
それに今回は、松本担おふたりとご一緒させていただいたので紫3連だったわけですが、やっぱ興奮する箇所がみんな同じってちょうたのしいね!出てきてポンパ!でピギャー!めちゃめちゃビジュアル良いー!ピギャー!!みたいなw いや、でも今年の松本さんは本当に神々しいまでに美しいです。このまま時が止まればいいのに(まがお)。とりあえず少しでも長くこのビジュが保たれるように拝んでおきました。そんなこんなで、最初の国立2DAYSおつかれさまでした。来年まで怪我なく終われるよう祈ってます。


そういえば、こんなに晴れた日の国立ははじめてだったな。夕焼けも、新宿のビル群の夜景もすごくきれいだった。いろいろと考えながら感傷に浸りながら聴いた「空高く」で、ビジョンに映る5人の写真をみて、いい顔になったなって思った。そんな、嵐と過ごす11年目の夏のはじまり。

ずっとなんにも変わってないってそう思ってたけど、やっぱり変わってしまったのかもしれない。嵐も、わたしも。